田辺海上保安部は15日、和歌山県串本町の紀伊大島にある日本最古の西洋式石造り灯台、樫野埼灯台が今年、点灯から150年を迎えたのを記念し、内部を一般公開した。海上保安庁が定めた11月1日の「灯台記念日」にも関連したイベント。家族連れなどが訪れ、海上を照らすフレネルレンズと呼ばれる大きなレンズや回転用の機械に見入った。

 樫野埼灯台は「日本の灯台の父」とされる英国人技師リチャード・ヘンリー・ブラントンが設計し、1870年6月10日に初点灯。90年に近くの海上でオスマン帝国(現トルコ)軍艦エルトゥールル号が遭難の際、乗組員が断崖を登り、救助を求めてきた場所。