武将石田三成(1560~1600年)らが居城とした佐和山城跡(滋賀県彦根市)近くの発掘調査で、城下町のメインストリート「本町筋」の痕跡が見つかり、滋賀県文化財保護協会が13日発表した。道路跡の側面からは、側溝とみられる石積みも出土したが、石が重みで沈下しないように胴木と呼ばれる丸太を埋めて土台にしていた。

 この工法は安土桃山時代の城の石垣にはよく見られるが、同時期の城下町で見つかるのは珍しい。本町筋が築かれた16世紀後半の佐和山城主は頻繁に代わっており、特定は困難だが、担当者は「城主は城だけでなく、城下町の設計に力を入れていたのではないか」と話した。