【ジュネーブ共同】世界反ドーピング機関(WADA)が12日に開いた理事会で、9月の検査数が1万8580件にとどまり、昨年比で約3割減少したことが報告された。新型コロナウイルスの感染拡大で大会中止が相次いだほか、選手の自宅などを訪問する抜き打ち検査にも影響しており、東京五輪・パラリンピックに向けた検査態勢の課題が浮き彫りとなった。

 WADAのデータによると、世界保健機関(WHO)がパンデミック(世界的大流行)を表明した翌月の4月が最も減少し、5千件を大きく下回った。5月以降は回復傾向だが、前年並みのアジアや欧州に対して米大陸、オセアニアは約半減となった。