財務省が10日発表した2020年度上半期(4~9月)の国際収支速報によると、海外とのモノやサービス、投資の取引状況を示す経常収支の黒字額は、前年同期比36・2%減の6兆6901億円だった。黒字は13期連続。新型コロナ感染拡大で経済活動が縮小し、人の往来が激減したことで旅行収支は9割以上減って1298億円だった。

 同時に発表した9月の経常収支は、前年同月比4・2%増の1兆6602億円の黒字だった。黒字は75カ月(6年3カ月)連続で、増加は7カ月ぶりとなる。

 海外投資で生じた利子や配当の動向を表す第1次所得収支の黒字は10・7%減の10兆3639億円だった。