【エルサレム共同】財政難の続く国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は9日、職員2万8千人の11月分の給与を支払う資金が底を突いたとして、国際社会に対し、年末までの給与分7千万ドル(約74億円)の緊急資金援助を要請した。親イスラエル政策を続けるトランプ米政権による資金拠出の中止などが財政難に影響している。

 ラザリニ事務局長は「保健衛生分野の第一線で働く職員や教育を継続する教員たちが危機にひんしている。職員自身が多くの場合難民であり、生活の糧を失ってしまう」と訴えた。

 米政府は2017年、3億6千万ドルを拠出したが、19年以降ゼロになった。