7月の豪雨で被災した熊本県と鹿児島県を結ぶ第三セクター「肥薩おれんじ鉄道」は1日、不通が続いていた熊本県内の八代―佐敷間(営業キロ29・8キロ)の復旧作業を終え、約4カ月ぶりに全線で運転が再開した。

 再開を記念し、佐敷駅(芦北町)から観光列車が出発。記念式典で同社の出田貴康社長は「失われていた日常が一つ戻ってきた。沿線の皆さまが笑顔になるよう努力していく」とあいさつした。列車が警笛を鳴らしてゆっくり動きだすと、ホームに集まった地元の園児らが手を振って見送った。

 肥薩おれんじ鉄道によると、豪雨で土砂が線路に流れ込むなどし計92カ所の被害が発生した。