日本政策投資銀行は9日、後継者難に悩む中小企業を引き継いでもらうため、意欲のある若手経営者を企業に仲介する「サーチファンド」を設立すると発表した。11月までに10億円弱の規模のファンドをつくる予定だ。サーチファンドとしては日本で初めて全国展開を目指す。サーチファンドは経営者を目指す若者と後継者不在の中小企業をつなぐ仕組みで、1980年代に米国で始まった。

 政投銀のほか、日本M&Aセンターや、人材紹介に強みを持つキャリアインキュベーションなどで運営する。

 小規模な企業は将来の売却による収益が見込めないといった理由で、これまで投資の対象となりにくかった。