米国の女性詩人ルイーズ・グリュックさんのノーベル文学賞受賞が決まった8日、作家村上春樹さんの受賞を期待していたファンらは落胆した一方で、「楽しみが1年先になった」との声も上がった。

 小説「羊をめぐる冒険」の舞台とされる北海道美深町では、ジャズが流れるレストランの店内にファンら約30人が集まり、発表を見守った。民宿経営の柳生佳樹さん(72)は「10年近く苦汁をなめ続けている。うーん…」とがっくり。自営業奈須憲一郎さん(47)は「村上さんの作品には『あなたはあなたでいい』というメッセージがある。世の中が不安定な今こそ読んでほしい」とアピールした。