世界陸連のセバスチャン・コー会長は8日、人種差別に抗議するためスポーツ界で広がる膝つき行為について「私たちとしてはサポートしていく姿勢だ」と容認する方針を示した。国立競技場の視察後、報道陣の質問に答えた。

 米国で起きた白人警官による黒人男性暴行死事件を受けた反差別運動の広がりに伴い、スポーツ選手の「表現の自由」を巡る議論が活発化している。IOC委員でもあるコー会長は、世界陸連が作業部会を設立して今後の対応を検討中であることに触れ「選手は世界の一員で、世界で起きていることを表現したいと思うのも普通だし、自由である」との見解を示した。