日銀は8日に公表した10月の地域経済報告(さくらリポート)で、全国9地域のうち、四国を除く8地域で景気判断を7月の前回報告から引き上げた。新型コロナウイルスの感染拡大で低迷していた自動車の販売が回復し、完成車や部材の生産が増加していることが貢献した。一方、四国は主要産業である造船業の生産が振るわず、前回の判断を据え置いた。

 景気判断を8地域で引き上げるのは、2013年10月に9地域全てで上げて以来、7年ぶりの多さ。ただ、極めて低い水準からの回復で、各地域の判断は「引き続き厳しい状態にある」(北海道)などの表現も並んだ。