日銀の黒田東彦総裁は8日、日銀支店長会議に出席し、景気の現状について「新型コロナウイルスの影響で引き続き厳しい状態にあるが、経済活動が徐々に再開するもとで、持ち直しつつある」との認識を表明した。

 政府の経済対策や日銀の金融緩和策によって景気は改善基調をたどるとの見方を示す一方、回復ペースは緩やかになると指摘した。企業の資金繰りに厳しさがみられる状況に懸念を表明。必要があれば、ちゅうちょなく追加金融緩和に踏み切ると強調した。

 日銀は各地域の消費や設備投資などの現状を分析し、今月28、29日に開く金融政策決定会合での議論に生かす。