静岡県は7日、リニア中央新幹線のトンネル工事を巡り、大井川の流量への影響に関する資料をJR東海が一部非公表にしているのは不適切だとして、一般に広く公開するよう求める文書を送付したと明らかにした。JR東海からは難色を示す回答があった。送付は2日付で、回答が7日付。

 県が公表したJR東海の回答文書などによると、資料は2018年、関係者のみが閲覧できるとの条件で同社が県に貸し出したものとみられる。同社は内容について「専門性が高く、知識を有する関係者による分析、議論が必要」と指摘。一部のみを抜き出して不適切に取り上げれば流域住民に不安を与えかねないとしている。