日本新聞協会は7日、2020年度の新聞協会賞を発表し、神戸新聞社「教員間暴力のスクープと神戸の教育を巡る一連の報道」など計6件が選ばれた。

 神戸新聞は、神戸市立東須磨小の教諭4人が同僚教諭に激辛カレーを無理やり食べさせるなどのいじめを繰り返していた問題を特報。報道をきっかけに文部科学省がハラスメントの全国調査をしており「不祥事をスクープし、現在の教育が抱える普遍的な問題につなげた」と評価された。

 ほかに受賞したのは、日本放送協会「『戦没者遺骨の取り違え公表せず』の一連のスクープ」▽フジテレビジョン「コロナ重症病棟 医師たちの闘い」▽沖縄タイムス社「焼け落ちた沖縄の象徴」▽毎日新聞東京本社「『にほんでいきる』 外国籍の子どもたちの学ぶ権利を問うキャンペーン報道」▽中国新聞社「ヒロシマの空白 被爆75年」「ヒロシマの空白 被爆75年 街並み再現」。

 新聞協会賞は3部門に分かれていたが、本年度から編集部門のみを新聞協会賞とし、経営・業務部門を新聞経営賞、技術部門を新聞技術賞とする形に再編。初の新聞経営賞は熊本日日新聞社の「小中学生新聞『くまTOMO』の登録会員とICTを活用した取り組み」が選ばれ、新聞技術賞は該当なしだった。