経済産業省は7日、2020年の粗鋼生産量が前年比17・2%減の8218万トンになるとの見通しを明らかにした。リーマン・ショック直後の09年(8753万トン)を下回り、1969年(8217万トン)以来、51年ぶりの低水準となる。新型コロナウイルス流行を受けて自動車メーカーが減産し、鉄鋼需要が落ち込んだ影響が大きい。

 新型コロナの打撃は製造業や建設業など幅広い分野に及んでいる。ただ自動車生産は回復基調に戻っている。同時に発表した今年10~12月期の見通しは前年同期比10・7%減の2111万トンで、7~9月期の生産実績見込みに比べ12・0%増えるとした。