【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は6日の講演で、新型コロナウイルス感染症で打撃を受けた米経済の回復ペースが鈍化していることに懸念を示した。その上で、2%をやや超える平均物価目標を達成するまで、事実上のゼロ金利政策を続ける考えを改めて強調した。

 パウエル氏は雇用や所得、消費支出などの改善ペースが7月以降は「緩やかになっている」とし、「恒久的な失業や、一時帰休の増加が目立っている」と指摘。回復に要する期間が長期化することで「既存の経済格差をさらに悪化させる恐れがある」と懸念した。