岐阜市で3月、路上生活者の渡辺哲哉さん=当時(81)=が少年らに暴行され、死亡した事件で、岐阜県瑞穂市のセラピスト小関千恵さん(39)は初めて一眼レフのフィルムカメラを手に取り、渡辺さんらが暮らしていた橋の下を撮影した。岐阜市内で写真展「HOME」を開き、好評だったことから京都や静岡、鳥取などの府県でも開催を検討している。

 小関さんは、静かに暮らしていた渡辺さんが突如襲われた理不尽さに胸を痛め、事件後の4月下旬に橋の下を訪れた。寝場所のテント、たくさんの本、入浴に使っていたスペースがあり「ホームレスと言うが、彼らにとっては『家』だった」と思った。