日銀と金融庁は6日、経済危機が起きた際に大手銀行グループがどの程度経営の健全性を維持できるかを一斉に評価する「ストレステスト」を実施したと発表した。海外展開や事業の多角化で各社の保有資産が複雑になる中、共通のシナリオで比較し、経営課題をあぶり出すのが狙い。

 欧米では2008年のリーマン・ショックに端を発する金融危機を機に、金融機関への信頼回復の手段としてストレステストの活用が進んだ。監督当局が実施し、結果を公表してきた。日銀などは、金融機関との率直な意見交換が難しくなるとして結果は公表しない方針で、情報公開に課題を残した。