モーリシャス沖での重油流出事故を受け、マングローブ林の専門家として現地に赴いた東北学院大の宮城豊彦名誉教授(69)が5日までに共同通信社のインタビューに応じ、海岸に漂着した重油がマングローブの植生に影響する可能性があると述べ、長期的なモニタリング(監視)の必要性を訴えた。

 宮城氏は9月、日本政府が派遣した緊急援助隊の一員として約2週間滞在し、10カ所のマングローブ林を調査した。その結果、「支柱根」と呼ばれるたこ足状の根に重油が付着し、養分や空気を取り込みづらくなっていることが判明。「被害は重大で、将来的には枯死する可能性もある」という。