電子決済サービスを通じて預貯金を引き出される被害が相次ぐ中、利用者の「顔」「声」「指紋」「癖」の四つの要素で本人認証するシステムをIT企業「アンカーズ」(東京)が開発した。IDやパスワードを入力する必要はなく、同社は「成り済ましはほぼ不可能で安全性は高い」と説明している。

 システムは、スマートフォンのカメラ機能などで、使用者本人の顔と声、指紋に加え、スマホの持ち方や顔との距離といったふるまいの癖も記録する。

 同社の徳山真旭社長は「実際に被害に遭った銀行や証券会社から問い合わせが増えている。この世に同じ顔、声、指紋、癖の人はいないだろう」と話している。