米国の写真家ユージン・スミスさんとともに、1970年代に熊本県水俣市で活動し水俣病を世界に伝えた妻のアイリーン・美緒子・スミスさん(70)が3日、新潟市で講演し、被害救済が進まない現状を踏まえ「水俣病は今が正念場。何十年も前の影響が今も続いていることを伝えなければいけない」と訴えた。

 新潟水俣病の被害者団体などが主催し、約90人が参加。京都市在住で環境ジャーナリストのアイリーンさんは、夫婦で撮影した患者らの白黒写真を示し「日常生活で苦しみがずっと続くことを目の当たりにし、ショックだった」と水俣市での日々を振り返った。