宮崎県高鍋町は3日、同町の持田遺跡で、7世紀前半の地下式横穴墓が2基見つかったと発表した。古代の九州南東部に特有の墓だが、同県中央部の小丸川以北で初めての確認。発掘調査に携わった宮崎県埋蔵文化財センターの東憲章主幹は「地下式横穴墓の分布の北端に当たる」としている。

 地下式横穴墓は、地面を2~3m掘り下げた後、横方向にトンネル状に掘り、死者を葬る「玄室」を設ける構造。町によると、2基からは金銅製の馬具や貝殻の入った須恵器など50点以上が出土した。人骨は見つからなかった。

 地下式横穴墓は5世紀前半から7世紀前半にかけて築かれ、これまでに約千基確認されている。