今年4月に広島県三次市の82歳の女性が新型コロナウイルスに感染して死亡したのは、発熱などの症状があった介護ヘルパーの訪問を続けさせたためで安全配慮義務を怠ったとして、女性の遺族が同市の訪問介護運営会社に4400万円の損害賠償を求めて広島地裁に提訴したことが3日、分かった。提訴は9月3日付。

 訴状によると、ヘルパーは3月31日に発熱などの症状が出て、4月1日に改善し翌2日と6日に女性宅を訪問、同10日に感染が判明した。一方、女性は4月3日にせきなどの症状が出て、同19日に新型コロナによる肺炎で死亡した。

 運営会社は取材に「弁護士と相談している」と話した。