【サンパウロ共同】南米ペルーからの報道によると、同国の裁判所は2日までに、ビスカラ大統領の元秘書ら側近や知人の男性歌手ら計10人を7日間拘束する命令を出した。大統領と親交のある歌手が文化省と不正に高額の講演契約を結んでいたとの疑惑に基づく命令で、検察は2日、対象者を拘束した。

 大統領は不逮捕特権があり、拘束の対象にならない。ビスカラ氏は拘束に「異議を唱える」と批判した。拘束者には文化省職員もいる。

 歌手の疑惑を巡っては議会が9月、便宜を図った疑いがあるとしてビスカラ氏の罷免手続きを開始したが、罷免の根拠が弱いなどとして決議案は否決された。