鳥取県が誇る紅葉の名所の大山で秋の行楽シーズン本番を控え、主役のミズナラの木が多く枯れる「ナラ枯れ」が深刻だ。同様の被害は世界自然遺産の白神山地でも確認された。虫を媒介した伝染病に感染したのが原因。景観は損なわれ道路沿いの枯れた木が倒れるリスクも。自治体は対策を進めているが効果は乏しく関係者は頭を抱える。

 カシノナガキクイムシが入り込み、持ち込んだ病原菌により水分を運ぶ機能が失われて枯れる。県の統計では14年度以降に被害が深刻化し、17年度に最多の約9050本が感染した。18、19年度は下回ったが、今年は9月中旬で9千本超と、17年度をしのぐ勢いという。