岐阜県笠松町の特別養護老人ホーム「銀の郷」で入居者の介護を放棄したとして、死亡した入居者4人の遺族が保護責任者遺棄の疑いで、ホームを運営する社会福祉法人徳雲会(同町)と代表理事を県警に告訴する方針を固めたことが28日、遺族らへの取材で分かった。

 遺族らによると、給料の未払いなどが原因で、2019年5月に職員が一斉に退職。入居者は十分な介護を受けられず、同5~7月に4人が相次いで死亡した。

 当時86歳だった母親を亡くした女性(54)は「母親は一人で食事や入浴ができない状態だったのに、十分に食事を与えられず風呂にも入れてもらえなかった」と訴えた。