北朝鮮で昨年、聴覚障害者が初めて編さんした手話辞典が刊行された。北朝鮮と交流を続けてきた日朝ろう友好会代表の桑原絵美さん(39)は「障害者は何もできないという思い込みが少しずつなくなってきている」と、北朝鮮の障害者を取り巻く環境が変化していると指摘する。

 北朝鮮で体系的な手話辞典が初めてできたのは2005年。桑原さんによると、断片的な手話の参考書などを基に聴覚障害のない人によって作られたという。

 自身も聴覚障害者の桑原さんは11年から北朝鮮側と交流し辞典編さんにアドバイスしてきた。昨年刊行の辞典は各地の聴覚障害者が集まり、地方により異なる表現を統一した。