オウム真理教による地下鉄サリン事件で夫を亡くした被害者の会代表世話人の高橋シズヱさん(73)が2日、札幌市で講演し、教団の後継団体が今も活動していることに触れ「『まだ事件を起こしていないから大丈夫』ではない。これ以上、被害者を生み出さないようにしてほしい」と訴えた。事件から今年で25年を迎え、一般向けの講演は最後にするという。

 講演は犯罪被害者を支援する北海道家庭生活総合カウンセリングセンターが主催し、市民ら約200人が聴講した。

 高橋さんは、被害者支援などの活動を通し「苦しみや悲しみから抜け出し、一歩前に進むことができた」と語った。