岐阜県瑞浪市の化石博物館は2日、同市の道路工事現場から、約1800万年前の地層からアシカやセイウチなどの仲間「鰭脚類」に分類される動物の化石を発見したと発表した。ほぼ完全な形の頭や臼歯が付いた顎など上半身の骨がまとまって残っており、状態も良く貴重という。

 博物館の安藤佑介学芸員は「哺乳類の中で海に適応したアシカ、セイウチの進化の過程が分かる世界レベルの標本。研究が飛躍的に進む」と期待する。

 博物館によると、ほかにも大腿骨や上腕骨のような化石が地層の表面に見えている。今後、1800万年前の鰭脚類では日本で初めて、同一個体の全身骨格がそろう可能性がある。