性暴力被害者の治療に尽力し2018年にノーベル平和賞を受けたコンゴ(旧ザイール)の産婦人科医デニ・ムクウェゲ氏は1日、同国東部の殺りくや性暴力の実態を暴いた国連報告書の公表から10年たったのを機に声明を出した。加害者の処罰は進まず「今も残虐行為が起きている」と強調し、国際法廷の設置を呼び掛けた。

 東部では鉱物資源を巡り武装勢力が戦闘を続けている。報告書は1993~2003年に起きた少なくとも617件の暴力事件を取り上げ、隣国ルワンダで1994年の大虐殺後に発足した政権の関与も明らかにした。