第2次大戦後、旧ソ連に連行され、シベリアなどで強制労働に従事させられた犠牲者の慰霊祭が16日、東京のホテルで開かれた。全国強制抑留者協会の主催で、今年で32回目。新型コロナ禍のため例年より規模を縮小して開催され、抑留体験者や遺族ら約120人が未来への教訓の継承を誓った。

 遺族代表の清水凄子さん(76)は、父親がロシア極東アムール州で亡くなった。あいさつで現地を訪問したことに触れ、「父に私の鼓動が伝わるようにと、墓地の土にじっと手を置いた。土を持ち帰り、母の墓前に供えた」と振り返った。「教訓をしっかり受け止め、恒久平和のため、次世代に継承したい」と誓った。