運送大手「福山通運」広島支店(広島市西区)の建物改修工事でアスベスト(石綿)が含まれていたのに、建設リサイクル法で定められた届け出書に記載しないまま工事していたことが16日、分かった。広島市は工事中の8月、受注した広島県福山市の建設会社に再発防止を要請した。

 石綿を含む工事は事前に自治体への届け出が必要。虚偽報告は発注者や受注者に20万円以下の罰金が科される。今回、再発防止の要請にとどめた理由について広島市環境保全課は「現場の飛散対策は取れていた。発注元と受注先の意思疎通が取れていなかったのでは」と説明。悪質な虚偽記載ではないと判断したとみられる。