東京証券取引所が株式全銘柄の売買を終日停止したシステム障害で、東証と親会社の日本取引所グループ(JPX)が、発生原因や再発防止策を盛り込んだ金融庁への報告書を取りまとめたことが16日、分かった。障害が大規模化した要因を分析し、証券会社との取引再開ルールづくりに乗り出すなど障害発生時の影響軽減策を盛り込んだとみられる。

 障害は今月1日朝に発生した。機器の一部が故障したが、自動でバックアップ装置に切り替わらず、午前9時から売買を停止した。手動での切り替え後に証券各社と調整を進めたが、混乱が生じる恐れがあるとして前例のない終日停止を決めた。