動物のふんを餌とする「糞虫」に魅せられ、出身の奈良市に博物館「ならまち糞虫館」を開いた中村圭一さん(56)の半生を描いた児童向けの本「フン虫に夢中」が出版された。虫好きだった幼少期や糞虫との出会い、会社を辞めて夢に挑む過程が描かれている。

 中村さんが、初めて糞虫を見たのは中学時代。友人が昆虫採集の宿題で持ってきた標本箱の中に、青や緑色に輝くルリセンチコガネがいた。奈良公園に生息する糞虫だ。

 本のページをめくると、中村さんの少年時代の他、糞虫の写真が目に入る。説明文もあり「本を通して、こんなに面白い虫がいることを知ってほしい」と中村さん。