自民党の岸田文雄前政調会長は15日、被爆地・広島選出の政治家として核廃絶への思いをつづった著書「核兵器のない世界へ 勇気ある平和国家の志」を出版した。先の総裁選さなかの9月に出版した初の著書に続く2冊目で、約4年半務めた外相時代の実績をアピール。外交が不得手とされる菅義偉首相との差異を際立たせ、次期総裁選へ知名度向上を図る。

 著書では、2016年のオバマ米大統領(当時)による広島訪問に言及。現職の米大統領が初めて被爆地を訪れるまでのケリー米国務長官(同)とのやりとりを紹介し「ケリー長官の強い後押し、助言がなければ実現しなかったかもしれない」と振り返った。