大阪府内の近鉄の高架下でうどん店を経営していた女性=当時(83)=が建物内のアスベスト(石綿)により中皮腫を発症、死亡したとして、遺族が15日までに、近鉄グループホールディングス(大阪市)と、近畿日本鉄道など子会社2社に計約3600万円の損害賠償を請求する書面を送付した。12日付。

 遺族側によると、女性は1970~2015年に高架下の商店街でうどん店を経営。着替えなどで使っていた2階の内壁に石綿がむき出しの状態で吹き付けられていた。19年12月に胸膜中皮腫と診断、今年6月に死亡した。

 近畿日本鉄道は「ご遺族と誠意を持って話をしていきたい」とコメントした。