西武ホールディングス(HD)傘下の西武鉄道とプリンスホテルが、年内に計700億円規模の優先株発行による第三者割当増資を検討していることが15日、分かった。新型コロナウイルスの流行で落ち込んだ鉄道やホテル事業の需要回復が遅れており、危機の長期化に備えて財務基盤の強化を急ぐ。金額は700億円を上回る可能性がある。

 みずほ銀行や日本政策投資銀行が支援する。優先株は普通の株式に比べて、配当を多く受け取れたり、会社解散時の財産配分で優遇されたりする株式だ。通常の株式よりも引き受け手を見つけやすく、資金調達がしやすい利点がある。