病気やけがの治療で全国の医療機関に支払われた概算の医療費が今年5月は前年同月比で11・9%減ったことが14日、分かった。厚生労働省が4~6月分のデータを公表した。4月は8・8%減で、5月に減り幅が最大になった。新型コロナウイルス感染拡大を受けて全国で緊急事態宣言が出され、受診控えが起きたためとみられる。

 6月は2・4%減まで縮小したが、小児科や耳鼻科の6月の医療費は3割減で、保護者が子どもの受診を控えさせる傾向が続いた。必要な医療が受けられていない恐れもある。首都圏など都市部ほど影響が長引いており、診療科や地域で状況が違う実態が浮かんだ。