日本製鉄が自動車向け鋼材を生産する米インディアナ州の2工場を売却する方向で検討していることが14日、分かった。稼働開始から約30年が経過し設備が老朽化しているため。新型コロナウイルス流行による鋼材需要の減少を受け、国内外の生産拠点の再編を加速する考えだ。

 日鉄は欧州アルセロール・ミタルとの合弁会社を通じて2工場を運営している。ミタルが2工場の保有株式を米鉄鋼企業に売却すると決めたため、日鉄もこの米企業に保有株式の売却を検討している。

 国内の鉄鋼業界は中国企業の台頭や新型コロナの影響で、鋼材需要が大きく減少している。