「忍者屋敷」と伝わる青森県弘前市の古民家に買い手が見つかり、今後「見学ツアー」などを通じ、歴史文化の体験施設として保存、活用されることが13日、決まった。管理費負担などを理由に所有者が売りに出し、取り壊しの可能性があったが、危機回避に関係者は胸をなで下ろしている。

 保存活動の中心を担う青森大(青森市)忍者部顧問の清川繁人教授が同日、現地で記者会見して発表。清川氏は「保存に最適な買い手が見つかり、良かった」と述べた。

 屋敷は江戸時代後期の建築で木造平屋建て。弘前藩の忍者集団「早道之者」の詰め所とされ、足音で侵入者を察知する「うぐいす張り」の床がある。