新型コロナウイルスに感染した人が重症化するかどうかを予測するのに役立つ可能性のある血液中の物質を複数特定したと、東京医大や東京慈恵医大のチームが12日、発表した。

 チームの落谷孝広東京医大教授(分子腫瘍学)は「事前に重症化する人を予測できれば、入院する患者が減り、医療崩壊を回避できる」としており、物質の有無を調べる検査キットの開発を進めている。

 チームは入院時に軽症だった患者31人の血液を分析。血中で細胞間の情報伝達を担う「エクソソーム」と呼ばれる物質を調べると、軽症で退院した22人全員から免疫に関わるタンパク質「COPB2」が検出された。