文化審議会は12日の会合で、世界文化遺産の今後の在り方を巡る議論を始めた。既に登録された遺産の保全・活用のほか、登録を目指す国内候補の選考過程も検証する。11月上旬に萩生田光一文部科学相による諮問を受けて検討を本格化させる。来年3月ごろに意見集約する方針で、現在6件の候補が記載されている国連教育科学文化機関(ユネスコ)の暫定リストの見直しにつながる可能性もある。

 文化庁は会合で、世界遺産の充実に向けた取り組みの論点の一つとして「国内審査の在り方」を挙げ、議論を踏まえ必要に応じて候補の追加を検討するとした。