当初は上陸の可能性もあった台風14号だが、中国大陸から張り出した高気圧に北上を阻まれ、紀伊半島沖から東に進んだ。東海や関東から次第に離れて伊豆諸島に達した後、東に出現した反時計回りの空気の渦、西に現れた時計回りの空気の渦に挟まれながら南下。12日には熱帯低気圧に戻る見通し。

 秋台風は本州付近を吹く偏西風に乗り、速度を上げて日本に近づくことが多い。今回は大陸からの高気圧に進路をふさがれた上、偏西風が北海道付近で吹き、風に乗れなかった。

 伊豆諸島は14号や秋雨前線の影響で大雨に。気象庁は10日午後5時~11日午前0時半、三宅村などに大雨の特別警報を発表した。