国内外で半世紀以上踊り続け、「伝説の大道芸人」と称されるギリヤーク尼ケ崎さん(90)が11日、横浜港大さん橋国際客船ターミナルの屋上広場で公演した。老いや病と闘う自身をさらけ出し、新型コロナや災害による死者たちへの祈りの舞踊を披露。駆け付けた観客約600人から盛大な拍手が送られた。

 阪神大震災や東日本大震災の被災地でも鎮魂の踊りをささげてきたギリヤークさんは車椅子で登場。「念仏じょんがら」では「今回のかぜ(コロナ)で亡くなった世界中の人たちのご冥福を祈って踊ります」などと語り、パーキンソン病や脊柱管狭窄症を患う体で地面を転げ回るなど、全霊の踊りを見せた。