昨年の台風19号上陸から1年を迎えるのを前に、住宅が土石流にのまれた宮城県丸森町子安の現場で11日、家族や地元消防団が行方不明の小野正子さんを捜索した。姉の天野民子さん(69)は「少しでもいいから、手掛かりを見つけてあげたい」と涙を浮かべた。

 地元住民や有志、消防署員ら約100人が参加。雨が降りしきる中、現場付近の渓流沿いに目を凝らしながらスコップで土砂を掘り返した。

 正子さんは当時、夫新一さん=当時(67)=とともに、母大槻竹子さん=当時(92)=と姉利子さん=当時(70)=が住む実家に避難していた。正子さんを除く3人は、遺体で見つかった。