【北京共同】中国広東省深セン市は10日までに「デジタル人民元」を市民に配布すると発表した。中国人民銀行(中央銀行)と連携した試験運用の一環として、実際にスマートフォンで使ってもらうという。国営通信の新華社などが報じた。

 人民銀は既に中国各地でデジタル元の試験を進めているが、実用化を見据えさらに踏み込んだ形だ。中央銀行デジタル通貨(CBDC)を巡っては、中国主導を警戒する日米欧も導入に向けて作業を加速しており、今回の取り組みは関心を呼びそうだ。

 配布総額は計1千万元(約1億5700万円)。抽選で1人当たり200元を配る。専用のアプリをダウンロードして使う。