東日本大震災の津波で多くの犠牲者が出た宮城県石巻市北上地区の高台に、複数の公共施設を集約した拠点エリアが完成したことを祝う式典が10日、市立北上小の体育館で開かれた。近くに被災者が移り住んだ防災集団移転団地があり、市はコミュニティー再生の場として期待している。

 拠点エリアは市北上総合支所や公民館の入る地上2階、地下1階の複合施設、北上小などで構成する。約40人が出席した式典でテープカットした北上小6年の村上紗彩さんは「安心して通える、きれいで大きい校舎。残りの小学校生活を楽しみたい」と笑顔を見せた。旧支所は津波で全壊し、職員・住民計54人が犠牲になった。