菅義偉首相が年内の衆院解散・総選挙を見送る公算が大きくなった。首相は新型コロナウイルスの感染拡大抑止と経済再生の両立を優先する。複数の政権幹部が1日、明らかにした。臨時国会は26日に召集する方針で、50日間程度の会期を見込む。論戦を通じて支持を引き付けたい考えだ。首相の自民党総裁任期は来年9月30日。国会審議や野党の動向を踏まえ、与党が確実に勝利し、本格政権を構築できる時機を慎重にうかがう。

 自民党内では、報道各社の世論調査で好調な内閣支持率と自民党支持率を理由に、早期解散への期待が選挙地盤の弱い議員を中心に高い。ただ、首相は早期解散に慎重姿勢を示す。