秋田市で2010年、津谷裕貴弁護士=当時(55)=が、自宅に侵入した男(75)=殺人罪などで無期懲役確定=に警察官の前で刺殺された事件を巡り、秋田県警の鈴木達也本部長は9日、県警の過失を認めた民事訴訟判決の確定を受け「何ら異議はない」と述べた。県警が過失を認めたのは初めて。

 判決などによると、津谷さんは10年11月4日、菅原勝男受刑者に枝切りばさみで刺殺された。受刑者は元妻の代理人を務めた津谷さんを恨んでいた。津谷さんはもみ合いの中で受刑者から奪った拳銃を手にしていたが、警察官2人はそれを見て津谷さんを犯人と勘違いして取り押さえ、その隙に受刑者が刺した。