神奈川県警座間署は9日、緊張、興奮時に上がるとされる皮膚温を測って特殊詐欺被害を防止しようと、物体の表面温度が分かるサーモグラフィーカメラをゆうちょ銀行座間店(座間市)に設けた。大金を下ろしに来る高齢者などの被害者は落ち着かない様子だという話を聞いた署員が考案。来月末までの試験実施で、効果が確認できれば本格運用を検討する。

 署員自ら実験し、緊張時などは平常より皮膚温が上がると確認したという。犯人の電話を受けた被害者は心の余裕を失い、興奮しているとみられる。特殊詐欺グループで現金を引き出す「出し子」も同じ状態になるとみられ、不審者発見に使える可能性もある。