自動車メーカーなどでつくる産業別労働組合の自動車総連は9日、名古屋市内で中央委員会を開き、2020年春闘の方針を決めた。前年に続き、ベースアップ(ベア)に相当する賃金改善分の金額は掲げないこととした。各労組が目指す賃金水準に向けて個別に要求案を決めるよう促し、大手と中小の格差是正を目指す。

 賃金カーブ維持分や基準となる月給が企業の規模などにより異なるため、同額のベアが達成されても企業間の格差は埋まりにくい。このため、自動車総連は19年春闘でベアの金額を掲げるのをやめ、賃金の絶対額を重視する姿勢に転換した。